2010-05-23

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この時代といえども、日はうららかに鳥は歌い、人は生まれ、笑い、恋し、働きたるに相違いなきものを。今も同様なり。まじめに老うれば戦慄すべき日々を、吾ら多く神経鈍麻して、さほど恐るべき時代とも感ぜず。
(s20.4.2)

山田風太郎「戦中派不戦日記」

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