2010-06-14

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わたしが歌うフォークソングには、気楽なところはない。親しみやすくもないし、心地よい甘さにあふれてもいない。やさしく打ち寄せる波とはちがっている。

わたし自身にとっても、歌は軽い娯楽ではなく、もっと重要なものだった。歌とは、異なる現実の認識へ―異なる国、自由で公平な国へ―導いてくれる道標だった。

「ボブ・ディラン自伝」

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