2010-06-27

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子供というものは、存在するだけで親はその報酬を受けている。
テーブルの向うに小さな赤い顔をならべて飯をくっている風景、午後になると佳織は学校から「タダイマー」と声はりあげて帰ってくる声、それで充分である。

山田風太郎「育児日記」

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