2010-07-04

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「増訂言海編輯も毎日朝七時より一寸の隙もおかず、夜業までつづけ居候。九時ともなれば七十五歳の身は疲労して倒れむと致し候。しかし解釈のよく出来たる時の面白さ、分らぬ語源の分りたる時のうれしさなどにて聊か(いささか)疲れを医し(いやし)候」(大槻文彦)

山田風太郎「人間臨終図巻Ⅲ」

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