2010-10-05

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生徒の頃の日記に書きとめたことがあるよ、「我、切望す」とね。なんでこの特定の言葉を選んだのか、いまはわからない。奇妙だし、曖昧なのが好きでね――天国を切望するのか、はたまた地獄をか。どちらにせよ、この言葉には否定すべからざる高貴な調子があるんだ。

トルーマン・カポーティ「カメレオンのための音楽」

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