2010-10-14

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現実と幻想が等しく、また獲得したものと、これから獲得するものが等しいとするためには、それぞれの価値の優劣や、大小、長短を定めることでなく、すべてを等価とする考え方でなければならない。つまり、幻想面でこれから獲得しようとする夢は、逆に、現実面ですでに獲得したものの側に、記録されたもの(例えば文体といったもの)を認識することと、等価であるわけだ。

来空「日本短詩言霊論=ジェルマントマ「日本待望論」に答えながら=」

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