2012-04-27

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父がほんとうに打撃を受けたり、むしばまれていったりするのは、わたしと同じように、むしろ習慣や決まりごとによってでしかないのだから。父とわたしは、同じ種類の人間なのだ。それをわたしは、放浪の民の美しき純粋種と呼ぶこともあれば、享楽主義者のやせ細った哀れな種と呼ぶこともあるのだけれど。

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