2012-05-15

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「干兵衛さん、およしなさい。……がまんしなさい」 まだ三十過ぎたばかりだが、病みあがりらしく痩せ衰えてはいるけれど、実に高潔な容貌を持った男であった。それはその男の内部から照り透って来る印象であった。(原胤昭のこと)

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