Honnobassui
yonda hon de kininatta tokoro memo
2010-05-25
43
学問そのものの発達が大切なのである。学問的な思考法に国民全体が馴れることが必要なのである。
「なぜか?」日本人はこういう疑問を起すことが稀である。まして、「なぜこうなったのか?」というその経過を分析し、徹底的に探求し、そこから一法則を抽出することなど全然思いつかない。考えて出来ないのではなく、全然そういう考え方に頭脳を向けないのである。一口にいえば、浅薄なのである。上すべりなのである。いい加減なのである。
(s20.8.16)
山田風太郎「戦中派不戦日記」
0 件のコメント:
コメントを投稿
次の投稿
前の投稿
ホーム
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿