2010-05-25

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エンゲルスの言葉
「人間の歴史は、もはや決して、今日成熟している哲理の裁断によってことごとく一様に有罪を宣告されるような、そして人は出来るだけ早くそれを忘れてしまうほうがよいというような、そんな無意味な暴動の忘れ狂いではなく、実に人類そのものの進化の過程と見るべきである。そこで学問の任務は、この過程の段々の進行を、そのあらゆる迷路の間に追究し、外見上、偶然と見える一切の現象の中に内的法則を発見することに在る」
こういう考え方は今の日本人にとって実に必要だと思われる。
(s20.8.16)

山田風太郎「戦中派不戦日記」

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