2010-06-11

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友五郎は百姓をして絶望し、武家奉公をして絶体絶命の壁においつめられた。壁をおしやぶると、闇黒の風が吹きだした。そしてここに、闇黒の盗賊大名、日本左衛門が生まれ出たのである。

山田風太郎「白波五人帖」

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