2011-10-26

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都もやがて修羅の衢(ちまた)、沍返る(いてかえる)寒さに都の梅は咲くかと思へばしぼみながら、春の魁(さきがけ)らしい新鮮さを失つてゆきます。

『川端康成・三島由紀夫 往復書簡』
(S20.3.16 三島→川端)

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