2012-05-24

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モーツァルト(「嬉遊曲」)はぼくがはっとするほどすばらしかった。そのナイーブで若々しい音の美しさがひたひたとぼくの心にとけ込んで、まるで今までのぼく自身がどこかに消えてなくなるようだった。その瞬間、劇場の中には、ぼくもモーツァルトもミュンシュも何もなく、ただ美しさだけが充満していた。

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