2012-05-25

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バックハウスはステージに出てくるときに、ぼくが自分の家で茶の間の炬燵にあたりにいくみたいにステージに出てきて、茶の間の炬燵に坐るみたいな気持ちでピアノの前に坐り、炬燵のなかからしゃべりかけるような気持ちで、聞いている人に音楽をしゃべりかける。そして出てきた音楽というものは、ぼくらのなかに純粋な音楽としてしみ込んできて、誰でもその音楽に共鳴せずにはいられないような、大きな力をもっている。

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