2012-08-03

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そう考えてくると、個性とはいったいなにものなのか、どうもわけのわからない代物だということになる。ヨーロッパの近代小説は個性を発見し、個性を描きだし、個性的であろうとめざして、あげくのはてに個性を見うしなってしまったといえましょう。 福田恆存「『老人と海』の背景」

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