2010-05-24

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敵の爆弾はいつ、どこに落ちるかわからない。そこでまた「運命」ということを考え、さらにまたなぜ日本人が「運命」を笑うのか、を考える。あれは滑稽なる運命を笑ったのである。運命の定義にいちばん的確な「滑稽なる」運命を笑ったのである。
(s20.7.25)

山田風太郎「戦中派不戦日記」

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