2010-08-05

352

存在よりさきに精髄が、現実よりもさきに夢幻が、現前よりさきに予兆が、はっきりと、より強い本質を匂わせて、現われ漂っているような状態、それこそは女だった。

三島由紀夫「豊饒の海・奔馬」

0 件のコメント:

コメントを投稿